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新しい企画を始めるときにやりがちな「人手のやりくり」(人員融通)の落とし穴と学び

新しい企画を立ち上げるとき、こんな発想をしたことはありませんか?

「あの部署、今暇そうだから人手を回してもらえばいい」

この記事では「人手のやりくり」と表現していますが、ビジネス用語では「人員融通」と呼ばれることもあります。いずれも、忙しい部署と暇な部署の間で人をやりくりして解決しようとするやり方です。

目次

実体験:人手のやりくり(人員融通)で新企画を進めた

あるとき、店舗の売上を強化するために新しい営業企画を始めました。
ただ、人手が足りません。そこで思いついたのが「別部署の余っている人に応援に来てもらう」という方法です。
そのときは「これで動かせる!」と素直に安心しました。

プラスに働いた面

  • 部署間の交流が活発化し、お互いの強みを知るきっかけになった
  • 新しいアイデアや料理の工夫が次々と生まれた
  • 暇だった部署も「自分たちで動いてみよう」という前向きな流れが生まれた

でも置いてけぼりになった人もいた

一方で、主導するはずの店舗メンバーが置いてけぼりになり、協力体制がうまく整いませんでした。
正直、現場ではちょっとした温度差を感じていました。
「やらされてるだけ」と思っているような目線を見て、電車の中で「これって本当に良いやり方だったのかな」と考え込んだのを覚えています。

人手のやりくりは応急処置にすぎない(人員融通の限界)

この経験を通して、人手のやりくりはあくまで応急処置だと実感しました。
短期的には助かるけれど、それが常態化すると部署の成長機会を奪いかねない。

新しい企画を進めるときに大事なのは、

  • その企画に必要なリソースをどう確保するか
  • 部署ごとの強みをどう活かすか
  • 他部署に頼らなくても回せる仕組みをどう作るか

まとめ

「人手のやりくりで新企画を進める」という発想は、短期的には効率的です。
でも、それに頼りすぎると「根本的な解決」から遠ざかってしまう。

次に新しい企画を進めるときは、
人手をどう回すかだけでなく、仕組みをどう作るか
そこにもっと意識を向けたいと思っています。


管理職の視点から見た「人手のやりくり(人員融通)」についてはこちらの記事で詳しく書いています。
人手のやりくりは本当に正解か?管理職に問われる短期効率と長期成長

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